アートワーク

 従来は手張りのアートワークを意味していたが、現在はCADを用いたプリント基板設計のことをさします。

 他にパターン設計、配線設計、実装設計とも呼び一般的にはプリント基板の配線をする作業のことです。

アスペクト比

 プリント基板上のスルーホールにおいて板圧tと穴径dの比 t/dをアスペクト比と呼びます。一般的に5以下になります。

この比が大きいほど穴あけやメッキの工程が困難になります。

また 板厚が1.6㎜以上で設計する際の小径ビヤホールの使用は基板製造工場との調整が必要となります。

アパーチャー (Dコード)

 フォトプロッターで作画する際に指示のライン幅やランド径に仕上げる為に光が通過する為のスリットです。

 プリント基板CAD上では丸や四角のランドのサイズや線の幅を現しています。

 アパーチャーはDコードに割り当てる形状とサイズです。

例)CADVANCEのAPT(アパーチャー)定義です。

アパーチャ定義.bmp

 Dコードの設定は各会社により異なる為フォト作画時には細心の注意が必要です。

CAM編集機などではDコード設定を変換して取り込む機能も有るようです。

 拡張ガーバーで出力されていればDコードの設定が各データ内にされている為ミスが少なくなります。

インピーダンス (Impedance)

 交流回路の抵抗のことで交流電流の制限するように働きます。

単位はΩ(オーム)で直流回路の抵抗と同じです。

交流回路に加えた電圧とそれによって流れてくる交流電流の比で計算します。

直流回路の場合

V=RI   V:電圧  I:電流  R:抵抗

交流回路の場合

v=iZ   v:交流電圧  i:交流電流 Z:インピーダンス

イニシャル費用

 プリント基板の製作時に必要な初期費用のことです。

基板メーカーによって違いますが、下記のようなものが一般的な内訳内容です。

 

・CAM編集費用・・・ガーバーデータ、NCデータの内容を確認しファイルに描写できるようなデータに編集する作業です。

ガーバーデータの形式の判別、面付け、変換作業などが主な作業です。

 

・フィルム費用・・・基板の感光露出用のフィルム料金です。

層数にも寄りますが1基板10枚程度必要になります。

その他、チェッカー代金、プリント基板管理費などが含まれます。

 

 近年、イニシャル不要のところもありますが、これらは基板製作に必要な内容になる為、基板の単価に分散して計算されています。

イニシャルが無い場合にはフィルム、データの管理費も不要になることも安くなる要因になります。

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